装丁仕事
装丁家の物さし
18年目のテーブル 装幀家をやっていると自分がデザインしてベストセラーになった本には、なにがしかのエピソードがくっついているものだ。 1995年に翻訳書で累計200万部も売れた本があった。海外の作家の...
K君の思い出
二ヶ月に一度、翻訳物を扱う出版社と書評家豊崎由美さん旗頭の元、大きな本屋さんの喫茶コーナーを利用して毎回ゲストを迎え、海外文学好きな読者を集めてトークショーが開かれている。(入場無料) H12年...
「スターバト・マーテル」
ティツィアーノ・スカルパ/中山エツコ:訳 河出書房新社刊/1,800円 この本はイラストレーションの出来がすべてだった。 というのも、このイタリア最高の文学賞であるストレーガ賞受賞作の重厚で色気あ...
「うきわねこ」
文:蜂飼 耳 絵:牧野千穂 ブロンズ新社 猫好きにはたまらない絵本である。 なんといっても登場する猫が全員カワイイ。特に主人公のえびおに至っては、うきわと一緒に宙に浮いたとき怖くて手足の指がヒトデのよ...
「この言葉を忘れない」
3/11語り継ぎたい勇気と感動のつぶやき 徳間書店 すごい仕事だった。稀にみる仕事だった。装幀の最短記録だった。 通常、装幀の作業というのは依頼されてから二週間くらい、早くて一週間から十日というの...
「あかちゃんもってる」
吉田戦車/河出書房新社 意外な本の装幀依頼だった。 出版社は河出書房新社で絵本の仕事だった。河出書房新社は絵本専門の出版社ではない。どちらかというと文芸書を扱うことの方が多い出版社である。 打ち合わ...
「八日目の蝉」
角田光代 中央公論新社 「スコット・ラファロ、その生涯と音楽」 ヘレン・ラファロ・フェルナンデス/ 国書刊行会 「八日目の蝉」は最近110万部に到達した。映画もまもなく公開される。4年間でゆっくり売...
「デジタル時代の申し子たち」
とアナログおじさん
スティーブ・ジョブズ、マーク・ザッカーバーグ、ジュリアン・アサンジ本 このデジタル時代に私はパソコンは文字を打つくらいしかできない。ということはそれはほとんどパソコンもワープロ状態に等しいので、...
「羊に名前をつけてしまった少年」
樋口かおり ブロンズ新社 1年ほど前、窓越しに夏の強い日差しが差し込む私の会社の打ち合わせ室に、普段だったら顔を合わせるはずのない人たちが座っていた。農業高校の校長先生、同じ学校の若い女の国語の...
「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン」
カーマイン・ガロ/日経BP ついに出たという感じがする本である。 アップルの総帥スティーブ・ジョブズはプレゼンテーションがうまい、という噂はアイパッドもさることながら、それ以前から定評があった。聴衆を...